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今日は本学で民俗学・造形学を教えられている相澤教授をゲストに招いて行われました。
相澤教授には
昨年度の竹の造形と地球環境でも講義していただいています。

「いかにしてヒトは森を離れ4足歩行から2足歩行へとうつり、ものをつくるようになっていったか」を明らかにするところから授業は始まりました。
誰しもが疑問を持たずに認識している「ヒト=霊長類の頂点」への疑問からスタートした話は灯火の歴史へ続き、エジソンの白熱電球発明まで展開していきます。
「世界の夜を変えた」エジソンの発明には、京都の竹のフィラメントがつかわれています。
人類史を大きく変化させたと言っても過言ではない発明の中核において、竹は大きく関与していました。
↓相澤先生所有のエジソンランプです。


なぜ京都の竹でなくてはならなかったのか。
先生は「大量に素材として竹のフィラメントを供給するには、その背景に伝統産業の存在が不可欠だったからではないか。」と語ります。
テンポの良い授業は、先生の思考の変遷を辿る旅のようにも感じられます。
霊長類を疑うところから始まる講義は、竹の画期的有効利用、そしてそこからつながる未来へと話しがつづき、締めくくられました。
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